ドローンで変わる写真撮影の未来
終了セミナー

[Vol.8]小早川 渉さんのセッション動画公開

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ドローンのセッションを担当しました、風景写真家の小早川です。

ドローンはまだまだ未発達の分野です。ビジネス面において無限の可能性ばかりがクローズアップされがちな反面、その裏に潜む危険性も実は無限にあります。
セッションでは時間がなかったのでお話できなかったドローンのダークサイドを少しだけこの場をお借りしてお話させていただきます。

やはりドローンで一番怖いのはテロに使用されることです。昨年の官邸に墜落した事件が最たるもので、犯人が愉快犯でなく本気で化学兵器を積んで官邸に突入してたらと考えると恐ろしい限りです。政府があの事件以降ものすごいスピードで飛行禁止エリアが曖昧だった旧航空法を改正したもの理解できます。

海外の紛争地(特に中東エリア)に目を移すと、市街戦でドローンが敵の位置把握に使用されていることがあります。そのドローンに気が付いた敵側が銃でドローンを必死で撃ち落とそうとする映像を何度か見かけたことがあります。

やはりここでも心配なのは化学兵器を積んで敵陣に突っ込むドローンの登場です。モラルのタカが外れた戦争では何が起こるかわからないので、ドローン兵器が登場しないことを願うばかりです。

あとはセッションでもお話した盗撮問題です。2014年サッカーのブラジルW杯期間中にフランスチームの非公開練習を何者かがドローンを使って盗撮しようとして問題になりました。フランスチーム側は対戦チーム関係者だと大会運営側に訴えましたが、結局犯人は見つかりませんでした。犯人が見つかりにくいのはドローン特有の恐ろしさでもあります。今後も海外セレブのプライベートや撮影現場などを隠し撮りするパパラッチやメディアなどが出てきて問題になることが予想されます。

身近なところだと、沖縄でもドローンによる危険な事態がありました。昨年1月琉球新報社がドローンの操縦訓練中に機体制御を失い、那覇新港方面に飛んでいき行方不明に。墜落した機体は結局見つかりませんでした。那覇空港も近いので一歩間違えれば大事故になっていた可能性も否定できない事態でした。これは全国のドローン業界内では危険な墜落事例として結構有名な話となってます。

このようにドローンは「空の産業革命」ともてはやされると同時に、今までになかった新しい危険性もたくさんはらむことを皆さまの頭の片隅のどこかに置いておいていただけるとうれしいです。

改正された航空法では『ドローンを一人で撮影しながら飛ばす(※)』ことは禁止なので、もし公園やビーチでそのような人を見かけたらどんどん注意してあげて下さい。
※200g以上の機体。おもちゃのドローン以外ほとんど該当します。

車の運転がそうであったようにドローンが切り開く新しい未来も、皆さまと一緒に作り上げていければと切に思っております。今後もしどこかでドローンを見かけましたら、温かくそして時に厳しく見守っていただけたら幸いです。

風景写真家 小早川 渉

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